稲がた、倒れる!

なんと!!稲が倒れているではありませんか!!

目を疑いました。

他の田んぼも見てみましたが、うちだけです。

稲作1年生

実は今年の春から、家の田んぼを手伝い始めました。

家に田んぼがあるといっても、今まで手伝いもしてこなかった素人です。

父がご先祖様から引き継いだ田んぼを現在管理しています。

その父の下について、ゼロからの挑戦です。

今回は、素人の私が田んぼをしようとおもったきっかけをお伝えできればと思います。

田んぼをしようと思ったきっかけ

私は田舎で生まれ育ったので、田んぼは生まれてから当たり前にあるもので、全く興味がありませんでした。

むしろ子供の頃は、ゴールデンウィークは田植えシーズンなので、いつも遊びに連れて行ってもらえず「面倒なもの」という認識でした。

家のお米で生まれてからずっと育ててもらっているのに、いつか自分の代になったらする、ということすら考えもつかないくらい他人事でした。

そんな私が今年からやり始めたのは、何も強制されたわけではありません。

きっかけは「これ」という明確なものはないですが、やはり心境の変化はUターン無しでは語れません。

きっかけは、お菓子づくり!?

Uターンしても、当初は全く田んぼをしようと思いませんでした。

親が歳をとりどうにも出来なくなってから処分するかどうか決めたらよい、くらいの感覚で、自分が田んぼをすることは選択肢に入りもしていませんでした。

そんな私が田んぼをしようと思ったきっかけの1つは、(Uターンの回でも書いたのですが、)Uターンした先で手軽に欲しいモノが手に入らない環境だったことです。

身近にデパートが無かったりパン屋が少なかったりで、どうしてもすぐに欲しいモノが手に入りにくいのが現状です。

そこで私は手に入らないなら、自分で作ってみようと、見よう見真似でお菓子やパンを作り始めました。

そうしているうちに、材料を選ぶところから完成するまでの全ての工程が自分の目で見えることがいかに安全か気付くと同時に、今までいかに無責任に適当に選んだものを口に運んでいたかを実感するようになりました。

自分の選んだものを自信もって自分に与える行為がすごく気持ち良く、自分を信じたり大切にしている実感が増したのも嬉しい変化でした。

『食べる』ことは、自分の生命を育む「生きる」根幹のようなもの。もう少し自分の命との向き合い方に責任を持ちたいなと思うようになりました。

そんな心境の変化から、自分の家の米を当然のように食べている事が、実はありがたい事だったんだ、と遅ればせながら気付き、自分の手で今度は作ってみたい、という気持ちになりました。

稲が倒れる!

そんなこんなで今年の春から父に弟子入りした米作りで、早速稲を倒しました!

開始早々、洗礼を受けました!

でもトントン拍子に行かないところが今までもそうだったように私の人生らしく、通常運転でなんだかホッします。うまく行かないことが楽しくもあります。

これから稲刈りが待っています。こんなに倒れていたら地獄の稲刈りになるんだろうな・・・。

それも甘んじて受けようとするか(笑)

来年の稲刈りに笑いのネタになりますように!

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