前回からの続きですが、私には不妊治療をスタートさせるまでに3つの関門がありました。
今回はその突破のお話です。
通院距離を調べる
第1関門である田舎あるある―交通の便問題です。
私の住んでいる所からは、どんなに頑張っても京阪神まで車で2時間はかかりました。
遊びに出かけるのとは目的は違うので、おそらくマイカー通院は不可能でしょう。
田舎ですが、都市部まで高速バスと電車はありました。
ポイントは、病院選びです。
まず京阪神で各1~2院ずつ、ネットで調べて実績のある有名な病院を絞り込みました。
ただ、病院間の優劣は正直ネットだけでは分かりません。
自分に合うか合わないかが大切なので、合わなければ病院を変えればよいくらいの感覚で決めました。
病院間の実績の優劣よりも、地方から出向く時の大切な基準は、「通院しやすいかどうか」です。
具体的には、公共交通機関の使い勝手(本数)と、現地(都市部)に着いてから病院までの距離です。本数は多いに越したことはありません。
また意外に大切なのは、現地(都市部)に着いてから病院まで更に乗り継ぎが必要かどうかです。実際治療を始めて気付いたことですが、不妊治療をし始めると、1日おきもしくは毎日通院しないといけない期間も出てくるので、現地(都市部)まで行った後更に乗り継ぎをして通うことはかなり負担になります。電車やバスの乗り継ぎが多いほど、その後の通院継続に左右してくることを感じました。
「もし乗り継ぎが必要だったなら、きっと途中で断念していたなあ」と治療中実感しつつ私は通院をしていました。
どんな些細なストレスでも、避けられるのであればどんどん選択肢から切っていくことをお勧めします!
会社の就業規則を調べる
さあ、第2関門、仕事と治療の両立突破に向けて!
ある程度病院を絞り込めてイメージが付いてくると、今度は会社の就業規則を調べました。
自分の会社に不妊治療で休暇をとれる制度があるか調べるためです。
私の会社は、年次有給休暇とは別に10日間の不妊治療休暇が認められていました。
ただしこの休暇を使われたことは私の知る限りありません。
まず本当に使えそうか、今の状況を整理してみました。
まずは周りの環境です。
現在育休中や介護休暇中の人はおらず、体調を崩して毎日出勤できない同僚が一人いますが、その人とは部署が違うので問題なさそうです。
次に私自身の仕事についてです。
私の仕事は少し特殊で、交替ですぐに頼める性質のものではありません。
しかしその分来客は固定客に絞られます。また長年の関係性から事前にアポを取って来て下さるようになっていました。
仕事量に関しては、休んだらその日分の仕事はそっくり翌日以降に繰り越されツケが回ります。繁忙期は思いきって治療をいったんストップする等、自分で治療スケジュールも組み立てていく心構えで臨もうと思いました。
今から振り返ると、この時状況整理した事が、以後治療をするときの私の軸になり、私を色んな意味で守ってくれることになります。
それは、仕事との両立のためには、
①『治療を中断する時期があるかもしれない』という覚悟をもつこと。
②『あくまで治療スケジュールは、(専門家の話を参考にしつつも)自分が立てていく』ことを強く決意したこと。
この2つが私の指針になりました!
ざっくり下調べが終わった私に待ち受ける次の関門は・・・。
一番の難関は、次回お話します!
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