関門の突破 後編

前回からの続きです。
第2関門までの対策を立てることができた私。

さてここまでざっくり調べられたら、3つ目の関門は、夫が体外受精に理解を示してくれるか、です。
正直、一番の難関でした。

夫への告白

以前書いたように、夫とは定期的に妊活方針を話し合っていますが、終始一貫して「タイミング療法まで。人工授精や体外受精はしない」という方針です。そこでお互いの仕事が落ち着き心の余裕が持てる週末に、話を切り出すことを決めました。

週末、夫に自分の本当の願い(子供が本気で欲しいこと)に気付いた事を話すと、やはり最初は反対されました。
しかし、私にはもう一つの想いがありました。
もちろん「子供が欲しい」ということが、体外受精をする一番の目的でしたが、もう一つはこれをきっかけにちゃんと「妊活」に自分なりの答えを出し、この先の人生をある程度明確にしたかったのです。
つまり体外受精挑戦で白黒ハッキリつけ、妊活生活を”きちんと”終わらす『線引き』にしたいという想いでした。

夫には体外受精挑戦が必要な理由を2つに分けて丁寧に伝えました。
①<私の女性としての人生に必要なこと>
 今のままの中途半端な妊活では、私はいつまでも自分に過度な期待を持ち続け、下手したら閉経するまで妊娠を夢見てしまう。ずっと足踏み状態なので、結果(妊娠する・しない)がどちらになろうと妊活をやめるにはどうしても体外受精は必要であること。
②<夫婦の人生として次のステージに行きたいこと>
 体外受精への挑戦は、”夫婦の人生”として次のステージに進むのに必要不可欠な通過点であること。体外受精が成功すれば新しい家族を迎えて親としての人生、失敗すれば早期リタイアをして夫婦2人としての人生 ―といった、どちらにせよ今とは違う新しい夫婦の関係性を創り上げることになるが、その”見通し”をある程度付けたいこと。

夫は話を聴き終わると、私の身体が治療に耐え得るか、それだけが心配なので、心身ともに無理になればいくら治療が途中でもやめる事を条件に承諾してくれました。

きっと私が単に「子供が欲しいから」と言っただけでは反対されたままだったと思います。
それは、どうしても身体の機能上の違いから男性は傍観者になりがちですし、女性の「子供が欲しいから」といった感情論だけが理由では理解したくても出来ないからだと思います。
”妊活そのものをどのレベルまでしていくか”、ということや、”治療を何回トライするか”等で夫婦の価値観がずれて一枚岩で臨めなくなるケースが多くあります。

ただ、子供を作る事は夫婦二人の問題です。
夫(男性)をしっかり妊活に引き入れるためにも(笑)、話し合う時は「”私たち”のこれからの人生どうする?」という視点でそこに妊活を絡めて話し合うのが良いかと思います。
そうすれば、「女性の身体の事だから分からない」ではなくなるので、”自分たちの問題”として考えやすくなってもらえるのでは、と思います。

上司に相談

夫への告白という最大の難関を乗り越えた私が次にすることは、上司への相談です。

上司には率直に言いました。
「この年齢でビックリされるかと思いますが、挑戦したいです。不妊治療休暇使えますか?」と。

今のご時世、「ダメ」とハッキリ言う会社はないでしょうが、やはり上司の立場からすると休暇を取られることで業務が回らなくなることが一番の心配の種になるかと思います。

休んだ日の業務がどの程度影響が出るかを伝えた後、その対策を伝えました。

また私の場合は、繁忙期は治療を中断する事を伝えたので、そのことも会社に安心して頂ける事につながりました。
これに関しては、私の場合「もともと治療するのに充分出遅れているのだし、どうせ数か月中断したとて差異はなかろう」という開き直りともいうべき考えからでしたので、人それぞれ・・ということでお考えください(笑)

それからもう一つ大切な事です。
上司に「誰にも知られたくない」という事を伝えました。
私の場合は、社長・人事部長・直属の上司のみが、私の不妊治療休暇を知っている方でした。
会社にこの段階で、私の事情を知っていただく方の範囲を限定してほしいと強くお願いしたことです。

さぁ、そんなこんなでとうとう私の不妊治療が始まります!

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