オンライン説明会が終わってから6日後。
初診の日を迎えました。
何もかも初めて尽くしの始まりです。
出発!
オンライン説明会後、電話で10時半に初診予約をしました。
地方在住の私は6時半に家を出て7時の高速バスで地元を出発です。
私の選んだ病院は、不妊治療のみに特化した大きな病院です。
コロナ禍でしたので、私はここ2年、都会に出ていませんでした。
久々に地元から出るのでそれも相まって少し旅する気分でした。
受付と待合室の雰囲気
受付に行くと初回なので、待機している女性が対応してくれました。
そこで予め記載してきた問診票と、保険証・紹介状・定期健診結果を提出しました。
そして自分のスマホに診察券を表示する為のデータ入力をすることになりました。
なんでもこれ以降は、受付はスマホに表示された診察券QRコードでチェックイン、診察の呼び出し等連絡は全てスマホに来るようになり、本人確認もそのQRコードを読み込んで確認するらしいです。
どおりで院内は静かで音楽だけが流れているわけです。
「〇番のかた~」とか「○○さ~ん」と呼びかう声が聴こえないとそれだけで病院の待合室とは全く違った雰囲気になるのだとびっくりしました。まるでどこかのオフィスにいるようです。
この配慮は今後本当にありがたく思うようになります。
だいたい一度の診察で2時間くらは病院に滞在することになるので、その間静かに過ごせるかどうかは本当に精神状態を左右します。しかも病院での滞在時間はほとんどが待合室といってもよいくらい!
だからこそ待っている時、いかに快適に過ごせるかは通院の継続に大きく左右してきます。
もう一つ個人的に嬉しかった点があります。「待合室」と先述しましたが、待っているスペースは「室(部屋)」ではありませんでした。通路に色んな種類のソファや椅子・机などが置かれていて、自分の好みや用途に合わせて使用できました。
「部屋」として仕切られると、心理的に他の患者さんとの距離感が近く感じられ閉じ込められているようでストレスですが、仕切りが無い分開放的で圧迫感を感じませんでした。
またゆったりソファでスマホをいじる人もいれば、机でパソコンを開け資料作りにはげんだり、またある人は資格試験の勉強をしたり・・と各々好きな事をしながら静かに待てる環境は、他人と長く一緒に居る環境でもイライラすることなくリラックスでき、安心感のある雰囲気が流れていました。
イライラは感染するので、このような待合の環境は本当に大切です。
その後の流れ
受付を済ませその後血圧と体重を測り、ソファで待っていました。
するとしばらくすると私のスマホに連絡が入りました。
「おぉ~。初メッセージだ」と思いつつメールを開けると、『ケアルーム〇〇号にお入りください』と指示されています。
中に入るとコーディネーターと呼ばれる女性がいて、今日の流れを説明されました。
流れとしては、この後①ドクタールームに行って問診→②内診室に入り内診→③ドクタールームで診察結果→④ケアルームで今後の流れ説明→⑤会計でした。
①ドクタールームでの問診は、来院目的や方針等を訊かれます。この病院に来ること自体おおよそ見当つきますが、意思確認です。私は、ここで不妊治療の1つである体外受精を受けたい旨伝えました。
女性医師でしたが、とても忙しそうであまりこちらの話をじっくり聴く感じではなく1分くらいで終わりました。
私は、このマニュアル化されているような対応に安心したのを覚えていますが、話を聴いてもらいたい人は、すこし流れ作業みたいで冷たいと受け取る人もいるかもしれません。
ただし大きな病院は、沢山医師がおられるので、じっくり話を聴いて欲しい人は今後そんな先生を選べばよいですし、医師が多く常駐し自分と相性のよい医師を選べるのも大きい病院のメリットでした。
③の診察結果では、②で内診してもらった結果と、1週間後に血液検査に来るように言われました。
会計を済ませ病院を出たときには3時間経過していました。
今日のまとめ
不妊治療の診察手順がちゃんとシステム化されていたので、向こうが指示してくれる流れにとりあえず身を任せておけばよかったので、初回としてはありがたかったです。
3時間の長丁場でしたが、ケアルームに行ったり診察室に入ったりと移動をしていたのと、何もかもが初めてということもありあっという間に過ぎました。
ただし、システマチックなだけに、伝えたいことや診て欲しい事等を、予め用意しておき主体的に言って行かないと、病院のペースに流され誰のための治療か分からなくなるな、ということも感じました。
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