今回は、Uターンする前にしておいて良かった事とやっておいたらよかった事をまとめました。
しておいて良かった事 その1
まず一番に言えるのは、期間です。私の場合、Uターンを決断してから1年半ほどありました。
その中でゆっくり計画を立てていけたので、周りの人に理解していただいたりサポートしていただける環境を作れました。
友達・同僚・上司・部下・取引先・知人など構築してきた人間関係が様々な場面であるかと思います。
相手が耳を傾けてくれる余裕ある状態の時に、相談(実質”報告”なのですが(笑))という形で話を切り出すことが出来ました。
仕事関係などは、いつのタイミングで言っても『寝耳に水』的なところはありますが、それでもその後バタバタと辞めるのではなく、ちゃんと後任者を育てたり引き継いだりする時間を確保できました。
また、友達とはすぐ会える今のうちに、ご飯を食べに行ったりお泊り会をしたりできました。
『期間をとる』ことは、自分の準備期間であることはもちろん、相手にも心の準備をしていただく為の去る側ができる誠意かと思います。
しておいて良かった事 その2
転職に向けての準備です。
私は百貨店でヒールを履いて立ち仕事をしている中で、これをあと10年20年続けるのは難しいなと感じていました。
また、土日祝休みにも憧れがありました(笑)。
Uターンを機にデスクワークに転職したい。そんな無謀な事を考えました。
しかし当時の私がいくら世間知らずといえど、即戦力が求められる30代での転職で、経験者には太刀打ちできない事は分かっていました。
デスクワーク経験者と同じ土俵では無理だ・・。
そこで私は、Uターン前にデスクワークの業種で、独占業務の資格を取得をしました。
短期間で合格したかったので、休日に資格スクールに通学しました。
このようなスクールも、Uターンをしたら田舎には無いので、Uターン前にしておいてよかったです。
しておいて良かった事 その3
車の運転の練習です。
私は18歳の時に車の免許を取りましたが、都会では全く乗っていませんでした。
しかし田舎では、『車=足』です。公共交通機関が都会と比べ圧倒的に少ない田舎は、通勤も買い物も、ちょっとそこまで回覧板、も全て車を使います。
Uターンを決めてからは、意識的に1ヶ月に1度は帰郷し、助手席に教官(父)を乗せて運転の練習をしていました。
ペーパーなので、ゴールド免許のくせに道路標識が分からず一方通行を逆走しかけたり、広い所では調子にのってスピード出したり、バックの時ハンドルの切り方で混乱したりで、めちゃくちゃでした。
しかし1ヶ月に1度でも車に乗る事は、運転に慣れるだけでなく、道を覚えることにもなり、その後Uターンと同時に就職することになる私としては環境変化のストレスを和らげる要因となりました。
やっておいたらよかった事
最後に、これはやっておいたらよかったなと思うことです。
それは、近辺に国宝級の寺院が沢山あったのに行かなかったことです。
海外からでも時間とお金をかけて来られる方がいるのに、スルーしていました。
また、美術館が無かったり、コンサート・ライブも魅力的な公演が少ないのが現状なので行っておいたらよかったと思います。
住んでいた地域の本当の価値に後になってから気付いたこと、後悔先に立たずです。
あと、脱毛等美容関係の病院やサロン。
私の場合、結局Uターン後わざわざ高い交通費を払って都会に出てやることになります。
田舎にもあるのですが、数が少なく比較できないのと、やはり田舎なのですぐ知り合いに会ってしまうことです。
友達ならまだしも、”顔は知っている程度”の関係が一番会うと気まずいです。
なので私は、”他人”として埋もれることができる都会でやりました。
最後に
以上が、私のUターン前にしておいて良かった事と、しておいたらよかった事です。
しかし、『しておいたらよかった事』については、正直そこまで後悔はありません。
それは、一番大事なこと(私にとっては今まで作り上げてきた人間関係でした)に優先的に時間を割き後悔がないようにしたからだと思います。
Uターンまでにとれる期間・時間は、人それぞれ。
どうぞ皆さん、ご自身が一番大切にしているモノが何なのか一度立ち止まって考えてみてくださいね。
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